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topic of the month
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トピックにして欲しい内容がありましたら掲示板又はメールにてお知らせ下さい。 5月のトピック トレースについてもう一度考えてみよう GWは楽しかったですか? 私に黄金週間ではなく、波乱週間でした。 「私の人生、いつも崖っぷちなんだよねぇ」と友だちに言うと、 「私もよー!」と誰もが言います。 類は友を呼ぶのか、それともみんな崖っぷちにいるのか・・・。
そこで前書きへ・・・ トレースと崖っぷちは全然関係無いんですが・・・ 「トレースについてもう一度考えてみよう」の「もう一度」は、私にとっての「もう一度」です。いままで石けん作りをしてきて、「トレース命!」と思ったこともあれば、「トレースは必要ない。」と思ったこともあります。そして2002年5月現在の私のトレースについての考えを、余談を含めつつここにまとめてみました。 トレースとは? トレース(trace) は名詞で「跡」という意味です。また跡を残すことから、動詞で「線を描く、線を引く」という意味もあります。泡立て器からしたたる石けん生地で、鍋の石けん生地の表面に線を描くと跡が残る状態を言います。 余談ですが、トレーシング・ペーパーのトレーシングとは、このトレースと同じ言葉です。 トレースが出た石けん生地はどんな感じ? 青豆のスープ、ボタージュスープ、マヨネーズ、中華あんかけ、カスタードソース・・・トレースの出た生地を表わす言葉はおいしそうなものばかり。石けん生地の表面に線を描ける状態と言っても、「結構さらり」から「かなりもったり」までその状態は様々です。どれが一番いいんでしょう?それは、ケースバイケースです。私は以下のように分けて考えています。 ・さらりトレース 各々のカテゴリーにはっきりした境界線がある訳ではありません。「ややとろり」とか「かなりもったり」とか、そういう状態もありますよね。だから上の分類はあくまでも大まかな目安です。 トレースが出るってつまりどういうこと? トレースが出る=型入れができる、と一般的に言われています。これはどういうことかと言うと、型入れ後に石けん生地が分離しないくらい鹸化している、ということです。撹拌が不十分なまま型入れをすると、分離しちゃうことありますよね。ですから大切なのは生地が分離しない状態にすること、そしてその目安としてトレースの出具合をチェックするのです。よく「トレースが出ないまま型入れしたけど失敗でしょうか?」という質問を受けますが、トレースが出ない=型入れできない、ではないのです。トレースはあくまでも目安にすぎません。生地が分離しない状態かどうかをチェックしましょう。 かなりオタクな余談になりますが、何年か前に「分離の有無だけが問題なら、トレースは必要ない」と思ったときがありました。生地が分離せずにいられる限界のさらさらの状態で型入れをし、その後の保温で鹸化をしっかり進める、という方法で石けんを作っていました。これだと生地がかなりなめらかに仕上がると当時思っていたのです。しかも早い時期に型入れできるので、生地の温度が高く、私の望む保温の仕方には理想的だったのです(温度が命!な時代だった)。だけどこのギリギリのさらさら状態というのがかなりリスキーで、失敗すると当然分離、あるいはそれに近い状態になります(やはり崖っぷちな作り方!)。結局その後、いろいろ試行錯誤があり、やっぱりトレースっていいじゃーん!と思い直しました。現在はトレースをいい目安として使っていますが、絶対的な条件だとは思っていません。そして温度が命!とも思っていません(笑) 1時間しっかり撹拌してもトレースが出ないみなさん、10〜15分くらい置いてみて生地が分離していますか?透明の液体が上に、不透明な液体が下に分かれているようにに見えますか?もしそうでなければ、型入れしちゃいましょうー。 偽トレースに気をつけよう。 トレースと分離の関係がわかったところで、偽トレースについて書きます。偽トレース(fake
trace, false
trace)とは、トレースが出たように見える状態、しかし鹸化が不十分なため、型入れ後に分離を起こす状態を言います。これにはふたつあります。 またまた余談ですが、私がfake traceという言葉を初めて聞いたときは、(1)のことだけを差していました。いつの間にか(2)も含まれるようになり、近年に出版された"Essentially Soap" by Dr. Robert McDaniel という本では(2)のことのみ触れていたように思います。時代の流れとともに言葉が変わるのはおもしろいですね。 トレースと鹸化の関係 トレースの話しをするときに、「十分な鹸化」とか「不十分な鹸化」という言葉を使いましたが、トレースが出た時点で何パーセントが鹸化しているのかよくわかりません。トレースと鹸化を具体的に照らし合わせて発言した文献その他を見たことがありません。私が今まで聞いた中で一番それらしきものは「トレースが出た時点で半分も鹸化していない」という表現のみです。 最後に トレースについて、いかがでした? 私が一番伝えたいことは赤字にしてあります。ふっと忘れてしまいがちなんですが、ときどき思い出してみてくださいね。そうすると石けん作りのプロセスで何が大切かがわかるのではないかと思います。 BGMはFMから流れるエリック・クラブトン、その他。(&だんながそれに合わせて弾いていた。) 参考文献 今回はありません。 途中でおなかがすいて料理の本("Flavours" by Donna Hay)は読みました。<Donna Hayシリーズは写真だけでもう絶対オススメ! 6月のトピックの予告 ◯◯です。
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